・ NURO光 は問題が多いって本当？
・ NURO光 は開通までどのくらいの時間がかかるの？
・一戸建てで NURO光 が開通するまでの流れを知りたい
・ NURO光 のメリットとデメリットを知りたい
【結論】これから光回線を引くなら NURO光 は最強回線の一つになる
まずはじめに、この記事はNURO光を持ち上げるだけの「提灯記事」ではありません。
実際にNURO光を開通させた僕のレビューであり、良い点と悪い点をなるべく全て紹介するものです。
最初に結論です。
あなたが戸建住宅に住んでいて、当面は引っ越しの予定がなく、格安SIM(MVMO)でスマホを使っているなら、NURO光は最強の光回線の一つになるでしょう。
どう「最強」なのか？
それはズバリ、回線品質、スピード、そして料金です。
NURO光 を選んだ理由
僕は、戸建て住宅を購入するのにあわせてNURO光を導入しました。
それまでは賃貸住宅で引くことができたフレッツ光の系列の回線でしたが、回線品質(特に夜間の)に大きな不満を抱えていました。
世の中には光回線を提供する会社はたくさんあります。
超メジャーであるフレッツ光や、その派生である光コラボ、NURO光のような独自回線をうたう会社、エリアによっては電力会社が主体となった回線もあり、選ぶ側から見ればどこが最適なのか分かりにくい状況ともいえます。
そんな中で、僕がNURO光を選んだ理由は、一戸建てに導入するなら、そのメリットを最大限に享受しながら、デメリットの影響を最低限にすることができると目論んだからです。
NURO光の最大のメリットは、回線品質の高さです。
ダークファイバーを利用した、高速、高品質で低料金な通信環境は、素人目にも魅力的に映ります。
NURO光の回線は、極端に例えるなら、渋滞した高速道路の脇にある、利用者の少ないアウトバーンのようなイメージでしょうか。
地域や、住宅設備によっては導入できないところも多いので利用者が少ないことも回線品質に影響があるともいわれており、提供エリアであれば導入を検討して損はないでしょう。
反対にデメリットとされているのは、開通までに工事が2回必要なため、他の回線よりも時間がかかる、独自設備のため撤去の際の費用が高いことが挙げられています。
まず開通までの期間ですが、後で詳しく紹介しますが、僕の場合は申込みから開通まで1ヶ月程度でした。
繁忙期ではなかったためかもしれませんが、1ヶ月なら他の光回線と大差ありません。
また、撤去費用については、戸建てならよほどのことがない限り引っ越しはなく、コロコロと回線を変えるつもりもないので問題ないものと考えました。
一戸建てで NURO光 が開通するまでの流れ
NURO光の申込みから開通までの大まかな流れを紹介します。
申込み → 工事日の決定 → 工事① 宅内工事 → 工事②屋外工事 → 開通
申込み
申込みはNURO光の公式HPより行いました。
こちらの公式ページに、画像つきで詳細な説明があるので、興味のある方はご覧ください。
申込みの段階で、提供エリアなのかどうかが分かるので、不安なく進められます。
電話での申込みもできるので、ネット環境がない、操作に不安がある人でも申込みができるようになっています。
公式サイト以外にも、販売代理店からの申込みもできますが、僕の意見としてはあまりおすすめしません。
理由は、キャッシュバックをもらうまでの手続きが複雑な代理店が多く、スムーズにもらえないことがあるためです。
高額な特典を提示している代理店も多くありますが、オプションの加入が必須だったり、受取までの期間が長いなど、親切とはいえないような仕組みになっていることがあるので注意が必要です。
工事日の決定
申込みの手続きの中に、宅内工事の希望日を記入する項目があります。
工事は立ち会いが必要なので、必ず家にいて立ち会える日にしましょう。
申込みの翌日に、スマホのショートメッセージに、居宅の正確な位置を入力するようメッセージが届きました。
住所の表記だけではなく、地図上で位置をタップして指定する仕組みになっています。
位置入力の翌日に、「宅内工事予定日の連絡」というタイトルのメールが届きました。
僕の場合は、申込みから1ヶ月後に当たる希望日で確定となっていました。
工事日の確認・変更は、オンライン工事予約で手続きができますが、公式サイトからだけでなく、NURO光のアプリからでも手続きが可能です。
アプリをインストールして、「お客様番号」と「パスワード」を入力すると工事予定日や申込みのプランなどが確認できます。
僕の場合は、宅内工事予定日の連絡の数日後に、アプリ上で屋外工事予定日の情報まで確認することができました。
工事エリアによるものか、混み合う時期でなかったことによるのかは分かりませんが、宅内工事の数日後に屋外工事の予定が記されていました。
4月22日の申込みで、宅内工事が5月28日、屋外工事が5月31日と、申込みから39日で開通となる日程になります。
宅内工事
宅内工事はNURO光から委託された業者の方が訪問して行います。
前日に電話があったので、日時の確認と一緒に、設置場所や建物の状況などを簡単に説明しておきました。
我が家の場合は、前に住んでいた方がソフトバンク光を引いていて、そのケーブルが残されていたので、どこから屋内に引き込まれていて、どこに光コンセントが出ていたかも分かっていました。
確実に工事をしてもらえるよう、何か特別な状況があるならば工事の前に伝えておいたほうがよいでしょう。
家屋の状況によっては、屋内工事ができない場合もあるようですので、確認は大事です。
宅内工事は、立ち会いが必須となっています。
外壁へのユニットの取り付けや、ONUの設置場所の決定、光ケーブルの配線などのなかに、契約者の確認が必要なことが結構あります。
特にONUの設置場所は要注意です。
NURO光のONUはルーター一体型なので、なるべく家の中心部に設置することが望ましいです。
ルーターからの電波は、ルーターを中心に球状に放出されます。
2階建ての家なら、2階の部屋に置いたほうが家中カバーすることが容易になります。
建物の端の方にONUを設置してしまうと、家全体をカバーできずWi-Fiがつながらない場所が出てしまう可能性があります。
ONUの設置場所は、宅内工事の際に打ち合わせをして決定します。
可能であれば、事前に家の中の配線を確認しておいて、どこに設置したいのかを決めておいたほうがよいでしょう。
工事業者の方との打ち合わせでは、次の点についてすり合わせをします。
・どこから屋内に光ケーブルを引き込むのか
・外壁に取り付けるユニットはどこに付けるか
・家の点検口の場所
・光コンセントとONUを設置する場所
光ケーブルの引き込みは、一般的には電話線の引き込み口を使うことが多いそうです。
もし引き込み口がない場合は、テレビアンテナの引き込みを使ったり、最悪の場合は外壁に穴を開けることになります。
NURO光の宅内工事では、電柱からの光ケーブルを接続するための機器を外壁に取り付けます。
ケーブルの引き込み口の近くに取り付けることが多いのですが、位置の微調整は業者の方と相談することができます。
外壁にネジ止めするので、場所は慎重に決めたほうがよいでしょう。
家の中では、ONUの設置場所と点検口の場所を確認します。
点検口とは天井裏や床下に入るための入口です。
ブレーカーの近くや、洗面所、浴室などにあることが多いですが、複数ある場合は、天井裏に「アンテナ線分配器」や「オレンジ色の配管」がある点検口の場所を教えてあげましょう。
「アンテナ線分配器」とはテレビアンテナのケーブルを各部屋に分配するための機器で、分配器から各部屋にアンテナ線が配線されています。
屋外からきたアンテナ線を各部屋まで配線する場所なので、この周囲には電話や電気などの配線が集まっていることが多く、光ケーブルも分配器の周辺からONUの設置場所に配線されるケースが多くなります。
アンテナ分配器が確認できる場合、近くにプラスチック素材のオレンジ色や灰色の配管がないか見てみましょう。
中に何かケーブルが通っていたり、空だったりしますが、この配管を利用して光ケーブルをONUの設置場所まで配線していきます。
この配管は「CD管」や「PF管」と呼ばれるもので、木造住宅では電話線の配線に利用されていることが多いようです。
この配管がない場合、光ケーブルの敷設は大変だそうで、ONUが設置できる場所が限られてしまいます。
各部屋の電話線の配線状況を確認し、電話線が通っている部屋、または配線はきてなくても電話線用の穴がコンセントに取り付けられている部屋には光ケーブルを通すことができる可能性が高いといえるでしょう。
ここまで確認しておいて、ONUの設置希望場所の打ち合わせができれば、工事はスムーズにいくはずです。
我が家の場合は、家の中心に近い2階の部屋に電話線を通すCD管がきていたので、迷うことなくこの部屋に設置をお願いしました。
外からの引き込みと、ユニットの取り付け、屋内配線、ONUの設置と通信状況のチェックまでの作業が約1時間程度でした。
担当してくれた業者の方は感じが良く、コミュニケーションもスムーズだったので、いろいろと教えてもらいながら作業を進めてくれました。
屋外工事
宅内工事の3日後に屋外工事があり、NURO光が開通しました。
屋外工事は、NTTから委託された業者の方がきて、近くの電柱から外壁に取り付けたユニットに光ケーブルを接続する作業です。
1時間かからず作業は終了しました。
開通
屋外工事後、通信の確認が済めば、光回線が開通となります。
ルーター一体型ONUのSSIDに対応したパスワードをスマホに入力するか、有線でパソコンをつないで、接続確認をして問題なければそのまま使用することができます。
開通まで時間がかかるというのは本当？
NURO光は申込みから開通までに、長い場合は数ヶ月かかる、という話を聞くことがあります。
特にネットの口コミなどでは、「1回めと2回めの工事の間が1ヶ月以上あった」、「申込みから開通まで3ヶ月かかった」などネガティブな書き込みが多くあり、開通までにどのくらいかかるのか心配になりました。
僕の場合は、申込みから39日で開通と一般的な光回線の開通までの期間と大差ありませんでした。
これは、エリアが千葉で、繁忙期を避けた5月の工事希望だったことが幸いしたのかもしれません。
口コミなどから推察されるのは、提供エリアの回線工事業者の数や、引越しシーズンなど時期の問題が影響しているように思えるところもありました。
また口コミを書く利用者の心理としては、不満があるからどこかに吐き出したいと思うのであって、満足していることを声高に言う人は多くない、ということも評判に影響しているのかなとも思います。
価格.comより転載(https://kakaku.com/bb/linebrand/?bb_linebrand=710&bb_pagetype=4)
僕のケースは、たまたまタイミングが良くて早く開通できたのかもしれませんので、一つの実例として捉えていただけたらと思います。
NURO光 の特徴
NURO光の魅力は、なんと言っても回線品質の良さと通信速度です。
2022年には障害が発生したとの報道もありましたが、ダークファイバーを利用した低混雑の高速通信環境は、ライトユーザーからオンラインゲームのユーザーまで恩恵があることでしょう。
また、料金が比較的抑えめであることに加えて、2023年5月現在はキャンペーンの利用によりはじめの1年間は月980円で利用できるなど、導入の敷居が低くなっています。
さらに、格安SIMであるNUROモバイルとのセット割引があり、プランによっては1年間利用料無料でスマホを利用することができるなど、コスト面で優位性がある回線になっています。
反面、NURO光のデメリットとしては、エリアや時期によって開通までに時間がかかること、工事が2回必要でどちらも立ち会わなくてはならないので時間がとられること、解約時の設備撤去費用が高い、があげられます。
NURO光 で最大のメリットが得られる人は？
上の特徴をふまえると、NURO光を導入して最大のメリットを受けられるのは次のような人になります。
・戸建て住宅に住んでいる
・引っ越しの予定がない
・安定した高速回線を利用したい
・格安SIMでスマホを利用していてSIMの変更に問題がない
・キャッシュバックを簡単に受けたい
はじめの4つは紹介した内容になりますが、キャッシュバックについて触れておきましょう。
NURO光は、公式サイトからの申込みでもらえるキャッシュバックの金額が大きく(2023年5月現在、43,000円)、条件も手続きも簡単です。
代理店からの申込みでは、公式のキャッシュバックにプラスアルファでの特典がある場合が多いですが、オプションの加入が必要であったり、手続きが複雑だったりと、もらい忘れることが多いと言われています。
公式サイトからなら、開通6ヶ月目に届くメールの通知にリアクションするだけで、キャッシュバックを受け取ることができます。
確実にキャッシュバックを受け取るなら、公式サイトからの申込みがおすすめです。
NURO光 を開通してみてわかったこと
SNSやYouTube、ブログなどの情報では、2022年にあった回線の問題がセンセーショナルに喧伝されていて、悪いイメージが先行している印象でした。
しかし、先にも書いたとおり、快適に問題なく使っている人はわざわざ声高に発信することはあまりないでしょう。
僕自身の印象は、申込みから開通工事、そして実際の使用感まで、非常に好印象です。
通信速度は、日中で700Mbps程度、午後9〜11時頃で300Mbps程度なので、実用上全く問題なく使用できています。
ただ一点、気になるのは、ONUの機種についてです。
口コミサイトなどで書かれていることですが、NURO光では複数のONUがあり、通常の申込みではどの機種になるのか選ぶことはできません。
ただし、オプションでスマートライフに申し込むと、ソニー製の最新のONUが届く仕組みになっているそうです。
最新機種は、同時接続台数が多く、通信スピードが早いらしく、このONUにしたいがためにオプションに申し込む人もいるようです。
我が家では、スマホ数台とパソコン数台、DVDプレーヤーをwi-fiで接続していますが、今のONUで問題がないのでそのまま使う予定です。
ネット上にはいろいろな情報が溢れていますが、2023年5月の首都圏エリアのNURO光の導入例として、申込みから開通工事、実際の使用感、キャッシュバックまで含めて満足度の高い光回線の一つであると思います。
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