初心者が フルマラソン を走るまで②~ ホノルルマラソン チャレンジ レース編

ライフスタイル

 ホノルルマラソン はどうやったら参加できるの?
どのくらい前から準備したらいいの?
ハワイに行ったらどう過ごす?
ホノルルマラソン のレース当日はどんな感じなの?

 ホノルルマラソン に参加する方法

ホノルルマラソン に参加するには二つの方法があります。
一つは、公式サイトからエントリーする方法。
もう一つは、ホノルルマラソンがセットになったツアーに申し込む方法です。

12月に入るとハワイへの旅行代金は高騰します。
旅慣れた人なら、自分で旅行の段取りをして、マラソンにエントリーするのは簡単かもしれません。
でも、不慣れな人にとっては、いろいろな手続きを滞りなく行い、マラソン参加まで段取りするのは結構大変です。
航空券、ホテル、マラソンエントリーのどれかが失敗しても参加できないことになります。
このような理由から、初心者の方にはツアーでホノルルマラソンに参加することをお勧めします。

いつ頃から ホノルルマラソン ツアー申し込みの準備をするか

ツアーに参加する前提で進めていきますが、旅行の準備は早ければ早いほどよいと思います。
僕は、6月頃から ホノルルマラソン ツアー会社の資料を集めはじめました。
最終的に決定したのは7月中旬だったのですが、7月上旬の時点で最もコスパのよさそうなプランは売り切れていました。
日本から約1万人が参加するイベントですので、早めに動く方が希望のプランを抑えられると思います。

 ホノルルマラソン 参加のために持っていくもの

通常の旅行道具とは別に、ホノルルマラソンのために用意するものをあげてみます。

・シューズ (履き慣れたもの)
・くつ下 (マラソン用3足程度)
・ランニング用腕時計
・ウェア (練習用、本番用)
・ワセリン (擦れ防止に使います)
・マラソン用ポーチ (スマホ、軽食などを入れて走ります)
・軽食 (BCAAが入ったゼリーやジェルなど)
・アメ (走っている間の気分転換になります)

この他には、練習の時に使うタオルと、洗濯用の洗剤も少しあった方がよいです。

僕のハワイに入ってからのすごし方

時差ボケの解消

パッケージツアーで参加する場合、成田空港を夜に発ち、約8時間後にハワイに到着する便が多いです。
時差としては、現地時間で昼に近い頃だと、日本の時間では早朝、というイメージです。
当然、時差があるのでなるべく早く解消しておきたいですね。
よく言われることですが、現地時間に合わせて食事や入浴、睡眠をするのが賢明です。
ついつい、テンションが上がって夜遅くまで遊んだりしたくなりますが、本当の目的を忘れないようにしましょう。

朝練が楽しい

ホノルルマラソンの前は、ぜひ朝練をしてほしいです。
特に、カピオラニ公園の海際の道とかには、多くの人が「朝練」にきています。
目的は、レース当日のスタート時刻が午前5時なので、体を早朝の運動に合わせるためです。
朝6時くらいだと、まだ日が昇りつつあるころなので涼しく、太平洋に昇る朝日を眺めながら走るのは、とても気分がいいです。
そして何よりも、同じレースに出るであろう日本人や、海外の人がたくさん走っていて、暗黙の仲間意識というか、なんとも雰囲気がよいのです。
朝練して、シャワー浴びて、朝食という流れは、僕のお気に入りです。

イベントや観光

初めてのフルマラソンだと気負ってしまいがちですが、せっかくの旅行なので、ホノルルマラソン関連のイベントや、ハワイ観光も思い切り楽しみましょう。
ハワイは、知れば知るほど魅力的な場所が見つかって、飽きることがありません。
一度ハワイを訪れた人が、二度三度と来たくなるというのはすごく理解できます。
レース二日前の夜には、ホノルルマラソンのイベントで「アロハフライデーナイト」というものがあり、フラショーやライブなどを無料で楽しむことができます。

 ホノルルマラソン レース前日

ホノルルマラソンの前日は、レース当日の時間に合わせて起床していました。
午前5時のスタートですので、その二時間前の3時に起きるのがベターです。
目覚めてから、体がしっかりと動き出すのに2時間は必要といわれています。
何かやることがあるわけではないのですが、身体の時間を調整してあげる作業です。
軽く朝練して、マラソン関連イベントに参加したり、ゆっくりと観光などを楽しんだら、夜は9時頃に寝てレースに備えます。

 ホノルルマラソン レース当日

レーススタート

起床、午前3時。
シャワーを浴びて、軽く朝食をとって、ストレッチなど準備体操をして、午前4時30分くらいにはスタート地点に着いていました。
早い人だと、3時すぎくらいからスタート地点でワイワイ盛り上がっているみたいで、中には前日から寝ないでスタートを迎える人もいるらしいです・・・。
午前5時のスタートに合わせ、大きな花火が打ち上げられますが、これを見た瞬間、いつもなぜかちょっと泣きそうになってしまいます。
スタートの時はまだ真っ暗なので、ハワイ庁舎の辺りなどではクリスマスイルミネーションが輝き、日本では味わえない常夏のクリスマスの雰囲気を感じながら走っていきます。

アラモアナ公園から、ワイキキビーチ、ダイヤモンドヘッドの裾を回り、ハワイカイで折り返し、高級住宅街カハラを通って、カピオラニ公園でゴールするコース。
前半12kmから17kmくらいまでと、後半35km過ぎからゴールの近くまで、30m程度の高低差があり、特に後半のダイヤモンドヘッドの辺りの上り下りは、ちょっとした「ゴールの前の難所」といった感じです。

沿道の応援が楽しい

5時にスタートして夜が明けて、7時すぎくらいになると沿道の人が増えてきて、給水所でもないのに自宅の前で水や食べ物を配る人、バンド演奏をして盛り上げる人、サンタの衣装で応援する人、暑くなってくると自宅からコースに向かってシャワーのように水を撒く人、ビールサーバーでビールを渡す人までいたりします。
日本のレースでは考えられないですが、とにかく、このイベントを楽しみ、盛り上げようとする雰囲気が伝わってきて、素晴らしく楽しい気分にさせてくれます。
僕が、初めてのフルマラソンがホノルルで良かったな、と思ったのは、この走っているときの楽しさが、苦しさをはるかに超えるものだったからです。
呼吸が苦しくて、脚も痛くて、あきらめたくなる瞬間があっても、沿道やコースの雰囲気が背中を押してくれているような気がするのです。

とにかく、走り続ける人も、途中で歩く人も、目標タイムを達成しても、しなくても、自分の力でゴールすることだけを考えましょう。
ゴールラインを越えるときには、きっと心が震えるような、言葉に言い表せない感動を味わうことでしょう。

レース後

無事にゴールできたら、ゴール地点であるカピオラニ公園でゆっくり休みましょう。
水分を補給して、クールダウンして、公園内をゆっくり歩いたり、食欲があれば何か食べても良いですね。
多くのゴールした人が公園で休んでいると思いますので、ゴールの後の余韻を楽しむのも良いでしょう。
フルマラソンを走った後の体は、筋肉は傷つき、疲労により免疫機能が低下しています。
少し体力が回復したら、ホテルに戻りシャワーを浴びて、軽い食事をとり、下半身の筋肉のアイシング、ストレッチなどをしましょう。
そして、できるなら数時間ほど眠った方が体力が回復すると思います。

初めてフルマラソンを走った後は、ほとんどの方が、お尻からふくらはぎまで強い筋肉痛に襲われると思います。
アイシングしたり、ストレッチしたりして、多少良くなるとしても痛みがくるのは避けられないと思います。
それもまた、フルマラソン完走者の証ですが、筋肉痛は1~2日は続きます。
なんとか歩ける程度の痛みであれば、レース当日の夜は「Finisher」Tシャツを着て、ワイキキの大通りを散歩したり、夕食を食べに行きましょう。
きっと同じ格好をしたたくさんの人に遭遇するはずです。
そして、普段の夜よりもウキウキとした街の雰囲気に、ホノルルマラソンというお祭りはまだ続いている、ということを実感すると思います。

走ることは楽しい

「人はなぜ走るのか」
愚問の極みだと思いますが、たまに自分自身に問いかけることがあります。
この問いへの答えは、いろんなことに思いめぐらせながらも、いつも最後は
「楽しいから」
という結論になります。
全然走れなかった自分が、走れる距離が伸び、スピードが上がり、余裕を持って走ることができていく喜びを知ってしまったのです。
フルマラソンを完走するというのは、陸上競技をやっていた人でもなければ、短い人生において「志すことがなければ、決して達成できないこと」の一つだと思います。
大げさに言えば、人生の一大イベントですね。
その大イベントを、ホノルルマラソンという特別な舞台で迎えられるのは、本当に幸せなことだと、僕自身が参加してみて思いました。
ホノルルマラソンには、毎年約3万人が出場し、日本からは約1万人が参加するといわれます。
僕の次の目標は、子供が成人するときに一緒にホノルルマラソンを走ること、です。
この記事を読んで、フルマラソンを走ってみたい、ホノルルマラソンに出てみたい、と思った方が一人でもいたら、こんな嬉しいことはありません。

 

 

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