LibreOffice 7.3.2がリリース
Document Foundationは2022年3月31日、 LibreOffice 7.3.2をリリースしました。
LibreOfficeは、オープンソースで開発され、無料で利用できる、オフィスソフトウェアのセット(スイート)です。
その大きな特徴は、Microsoft® Word (.doc, .docx)、Excel (.xls, .xlsx)、PowerPoint (.ppt, .pptx)、Publisherなどのファイル形式との高い互換性を備えていることです。
多くのバグ修正とMSOfficeとの互換性が向上
今回のリリースでは、特にMSOfficeからのプロプライエタリドキュメントを扱うユーザー向けに、多くのバグ修正とドキュメント互換性が向上しています。
Document Foundationのリリース情報では、LibreOffice 7.3.2は合計で74箇所におよぶバグの修正が含まれています。
前バージョンからの変更箇所は、主に安定性と信頼性の向上に関係する部分となっています。
LibreOfficeは、ODF(OpenDocument Format)を標準ファイルとしてサポートしており、Webメディアへの転用も視野に入れた柔軟なファイル作成が可能になっています。
7.3.2では、.docx、.xlsx、.pptxファイルなどxmlに依拠するファイル形式との互換性が提供されるようになっており、よりMSOfficeとの親和性が高くなっています。
LibreOffice 7.3は、2022年11月30日までサポートされ、合計7つのメンテナンスアップデートが行われる予定です。
ただし、これはLibreOfficeの「コミュニティ」エディションであると位置づけられています。
つまり、オープンソースであること、LibreOfficeコミュニティのメンバーやボランティアによってサポートされている、という意味になります。
「企業向け」エディションの場合、Document FoundationはLibreOffice Enterpriseファミリーのアプリケーションを推奨しています。
これは、LibreOfficeオフィススイートの利用を希望する企業に、カスタム機能、専門家による支援、長期サポートオプションなどを提供するものです。
LibreOffice 7.3.2は公式WebサイトからDEBならびにRPMパッケージをダウンロードすることができます。
LibreOffice7.3シリーズの、次のアップデートはLibreOffice7.3.3となり、現時点では2022年5月上旬のリリースが計画されています。
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