Microsoft365 のExcel、Wordの立ち上がりが遅いときの対策

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 Microsoft365 を使い始めたらいろいろ不具合が

会社で使っているパソコンのシステム変更があって、事務処理に使用するソフトがOffice2013から Microsoft365 に変更になりました。

パソコン自体は、core i5の6世代目のCPUなのでビジネス利用には問題なく、Office2013も軽快に動いてましたが、 Microsoft365 になった途端にあらゆる動きがもっさりとしてしまいました。
すべてのアクションがワンテンポ遅く、文字の変換ですらおかしな動きが出てしまい、仕事上のストレスになっています。
会社としてはコスト問題もあり、365にせざるを得なかったのでしょうが参ってしまいました。

 Microsoft365 の利点

企業がMicrosoft365を導入する利点は、初期費用の安さと、セキュリティ、そして常に最新版を利用できる、ということがよく言われます。
また、マルチデバイスに対応しているため、パソコンのみならず、スマートフォン、タブレットなどからメールなどの閲覧・操作が可能です。
Office2013のメインストリームサポートが2018年で終了し、延長サポートが2023年に控えています。
365への移行するのか、パッケージ版で全従業員分のライセンスを購入するのか、という判断はむずかしいところですね。



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 Microsoft365 Excelの立ち上がりが遅い問題

成年後見人

何事も慣れが大事だと自分に言い聞かせて、毎日365のもっさりと付き合っていましたが、どうしても改善したい欲求が湧いてきました。

それは、オフィスの立ち上がりが30秒以上かかってしまうことが、頻発するようになったからです。
一日の業務で頻繁にExcellやWordを使用するので、一回一回の立ち上げに30秒以上かかると、仕事のテンポも崩れるし、イライラするしで我慢ができませんでした。

webでいろいろ調べると、Microsoft365はネットワークの状況による影響を受けるので、動作の改善はネットワークの調整をメインにしたものであったり、細かな設定をいじるものが多くありました。
しかし、会社のパソコンでは、一従業員がいじれる範囲には限りがあります。
ネットワーク周りはさわれませんし、管理者権限が必要な部分も不可です。

Office内の設定で調整できるところはないかと探してみたら、それらしいものがありました。

 Microsoft365 のソフトの立ち上げスピードを改善する方法

Linux Mint

ソフト内の設定変更で、ソフトの立ち上げスピードを改善する方法とは、「ハードウエアアクセラレーションを使用しない」というものです。

ハードウエアアクセラレーションが有効になっていると、ソフトによってはリソース管理に問題が出て、特に表示などの動作に問題が発生することがあるようです。

Microsoft365でも、ハードウエアアクセラレーションによる問題が発生することがあるようなので、この設定を変更してみると、状況が改善しました。

設定変更の手順

①ExcellなどOfficeのソフトを立ち上げ、「ファイル」メニューを選択

Microsoft365

②「ファイル」メニューの左下「オプション」→「詳細設定」を選択

Microsoft365

Microsoft365

③「ハードウエアのアクセラレーションを無効にする」にチェックを入れる

Microsoft365

設定変更はこれだけです。
ソフトを起動してみると、はじめの起動は5秒程度かかりますが、2回目以降はほとんど待つことなく立ち上がるようになります。

ただし、数十MBくらいのファイルを開こうとすると、やはり数秒から数十秒待つことがあります。
こればかりは、根本的なネットワークの部分に手を入れないと、どうしようもないのかもしれません。

 



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 Microsoft365 に改善を求めたい

ビジネスの現場でガンガン使用するOfficeは、高機能であることよりも安定して高速に動くほうがありがたいと僕は思います。
常に最新版を提供するため、ネットワークに依存しないといけないというのは理解していますが、動作の緩慢さや、待ち時間は、仕事の現場では大きなストレスです。

今回取り上げた以外にも、文字入力中に勝手に確定される、入力中の文字が消える、などの不具合も出るので、マイクロソフト社には全体的なブラッシュアップをお願いしたいと思っています。

与えられた環境で、最大効率の仕事をするには、優れた道具が必要ですね。

 

 

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